結婚相談所では、婚活を成功させるために多くの人が利用しています。
その中で注目されるのが「成婚」という言葉です。結婚相談所の利用を考えている方は「成婚率」などの言葉をよく目にすると思います。
では、成婚とは何を指すのでしょうか?
この記事では、成婚の定義や、成婚に至るまでのプロセスについて紹介しながら、結婚相談所における成婚について解説していきます。また、意味を混同しやすい「婚約」「結婚」についても解説します。
最後まで読んでいただくことで、結婚相談所を選ぶ際に重要な「成婚」について理解が深まるでしょう。
「成婚」「婚約」「結婚」の意味の違いは?
意味の違いが分かりづらいことばに、「成婚」「婚約」「結婚」があります。
それぞれの意味を正しく理解しておくことで、いつまでに何を目指すのか、具体的に考えやすくなります。
以下、3つの違いをQ&A形式でお示しします。
結婚相談所における「成婚」の定義とは?
結婚相談所では、「成婚」が成立することで婚活の終了となります。入会した人にとっては、一旦のゴールとも言えます。
そんな「成婚」とは、どのような定義か知っていますか?もしかすると「イメージと違う!」ということも?
結婚相談所を満足度高く利用するためには、押さえておきたい言葉です。
成婚の定義は結婚相談所により異なる
実は、成婚の定義は結婚相談所により異なります。
自分の認識と一致しているか確認して結婚相談所を選ぶようにしましょう。
定義1:婚約したとき
定義の1つ目は、「成婚」=「婚約」とするパターンです。
一般的なイメージに近いのではないでしょうか。最大手の連盟であるIBJメンバーズも、この定義を採用しています。
結婚相談所を利用すると、実際に婚約が成立するまでサポートしてもらえるというメリットがあります。世の中の交際中カップルのすべてが結婚するわけではないですよね。結婚までには険しい道のりがあることも。
結婚相談所の仲人さんに婚約までサポートしてもらうことで、「結婚したい」という意思で入会した会員の最終目的までたどり着きやすくなります。
恋愛経験があまり多くない方の場合は特に、交際に発展した後のサポートも必要になるのではないでしょうか?自分の背中を押してもらったり、気になる相手に行動してもらったりと、さまざまな後押しをしてくれるのが結婚相談所の良いところ。
一方で、さまざまなサポートを受けながらじっくりと検討することで、退会までの期間もその分長くなるため、費用がかかり続ける点はデメリットと言えるでしょう。
「婚約」=「成婚」と定義している結婚相談所は、成婚率を高めるために一生懸命頑張ってくれます。したがって、この定義を採用している結婚相談所の方がおすすめです。
定義2:結婚を前提に真剣交際が始まった時
定義の2つ目は、「成婚」=「真剣交際の開始」とするパターンです。
結婚相談所における真剣交際自体が結婚を前提にしているため、これを成婚と捉えます。そのため、プロポーズは行われないまま退会することになります。
「婚約」を成婚の定義とする場合とは反対に、費用が抑えられるというメリットがあります。
仮交際の時点でお互いの本気度が高い場合にはこちらのパターンでも良いかもしれません。
しかし結婚相談所を選ぶタイミングでは、どのような相手と仮交際することになるかは分からないですよね。
そのため、やはり「成婚」=「婚約」と定義している結婚相談所を選び、最後までサポートを得られる形をおすすめします。
成婚に至るまでのプロセス
ここまで成婚の定義について説明しました。
定義1で「真剣交際」という言葉がありましたが、そもそも真剣交際に至るまでにはどのようなプロセスがあるのでしょうか?
こちらも結婚相談所により異なる部分はありますが、IBJを例にとって説明します。
結婚相談所の仲人から紹介を受けることもあれば、アプリで検索することもできます。
登録されている会員数が少ないと、希望条件に合致するお相手に出会いづらくなるため、なるべく会員数が多い結婚相談所を選びましょう。
お見合いでは、仲人が日程調整や場所のセッティングをしてくれます。不安な点があれば事前にアドバイスをもらえるので、可能な限り解消しておきましょう。
ホテルのラウンジやカフェなど、落ち着いて会話ができる場所で1時間程度お見合いをします。
サポートの手厚い結婚相談所の中には、婚活力をレポートとして出力してくれるところも。また、女性向けにはメイクやファッション、男性向けにはLINE術や会話術といったセミナーを開講している場合もありますよ。
少しのお見合いで決めようとせず、まずはいろんな方と会ってみて、自分自身の価値観を固めていきましょう。
お見合いでお互いに印象が良ければ、プレ交際に進みます。結婚相談所によっては「仮交際」と呼ばれることもあります。
この段階では、お相手との相性を確かめることが目的です。
ここでもまだお相手を一人に絞る必要はなく、いろいろな方と出会いながら結婚相手となる人を探します。
連絡の取り方やデートの服装など、プレ交際中の悩みも仲人に相談することが出来ます。
真剣交際に進むと、結婚を前提としたお付き合いになります。
この段階ではお相手は一人に絞る必要があります。結婚を真剣に検討すると、金銭面や家庭事情など気になるが踏み込みにくい疑問も出てくるでしょう。
そのようなことは仲人を通じて確認することも可能です。
また、プロポーズに向けて、交際状況に合わせたアドバイスも受けられます。
真剣交際を経て、お互いに結婚に対する意思が固まったらプロポーズをします。
プロポーズの時期などについても仲人に相談することが出来ます。
お付き合いの経験はあっても、プロポーズの経験が豊富な人は少ないですよね。
ここでも仲人のサポートを受けられることが、安心感と成婚率の向上に繋がります。
プロポーズが成功すると、「成婚」となります。
結婚相談所を退会することになりますが、結婚式場や新婚旅行の準備など、門出に必要なサポートまで行ってくれます。
まとめ
結婚相談所でよく使われる「成婚」という言葉を中心に、そこに至るプロセスや似た言葉の定義を説明しました。
結婚相談所を選ぶにあたって「成婚率」に着目する方が多いと思いますが、数字だけでなく、どのような定義で使われているのかという点も確認してみてください。
また、成婚までに行うべきことと、結婚までに行うことは異なります。人生設計を立てる際には、言葉の意味を正しく理解して目標を立てましょう。