内閣府男女共同参画局が発表した「令和4年版男女共同参画白書」によると、2021年の婚姻件数は51.4万件で、戦後最も少ない件数となりました。
また、結婚相談所のボリュームゾーンである30代のうち、女性の約20%、男性の約35%がデート経験なしという結果が出ています。
結婚相談所は、普段の生活では出会えない人との出会いの場となるため、結婚を望む人々にとって引き続き需要があるでしょう。
プロの仲人さんがプロフィールやデートのセッティングまでサポートするため、恋愛経験の多くない方にとっても心強いですね。婚姻経験がなくても、ポイントを押さえさえすれば事業として結婚相談所を始めることも可能です。
その具体的な仕事内容とは、どのようなものなのでしょうか?詳しく解説していきます。
「夫婦でビジネスを始めたい」
「在庫は抱えたくない」
そんな方には結婚相談所がおすすめです!
まずは、説明会に参加してみませんか?
結婚相談所の仕事内容とは?
結婚相談所の仕事の魅力
結婚相談所は、人の幸せに直結する仕事です。
会員様の魅力を最大限引き出し、相性を考え、会員様同士が幸せになっていく姿を間近で見ることが出来ます。
プロフィールの内容やデートの場所や時間など、自分の工夫次第で良い関係性に発展することもあり、人の幸せを心から喜べる人、人のために動ける人にとっては魅力的な仕事なのではないでしょうか。
副業として始めているのはどんな人?
結婚相談所の需要の増加に合わせ、副業として働き始める人も増えています。
本業で9:00-18:00まで働いた後、平日の夜や土日に3時間程度稼働して、実績をあげている方もいらっしゃいます。
ご自身の離婚・再婚をきっかけに、結婚という形での幸せに関わりたい!と思った方やフォトスタジオで働く中で、写真だけでなく成婚までサポートしたいと思い始めた方など、働き始めた理由は様々です。
元々結婚に関連する本業をしていなくても、生活のあらゆることがきっかけとなり結婚相談所の副業や起業に踏み込んでいるようです。
また、年代や資格は不問となるのがこの職業です。新しい仕事にチャレンジしたい20~30代はもちろん、40代以降であっても、その人生経験から重宝されるため未経験でも始めるハードルは低いと言えるでしょう。
業務の流れ7ステップ
結婚相談所で開業してからプロポーズとなるまで、業務の7ステップをご紹介します。
- 宣伝、集客
- 入会希望者への説明
- プロフィール作成
- 会員の紹介
- お見合いのセッティング
- 交際のサポート
- プロポーズのサポート
詳細な内容については、以降で説明します。
会員が入会されるまでの業務
宣伝・集客のために必要なこと
結婚相談所は、会員を集めることがとても重要です。
良い相手を探して入会したものの、お見合いしたいと思える相手がいなければ退会されてしまうからです。
IBJのオーナーインタビューによると、宣伝・集客にはブログやSNSを効果的に利用されている方が多いようです。
他の結婚相談所とどのように違うのか、仲人はどのような人柄か、といったことを紹介することで他の相談所との差別化が出来、入会希望者が集まるようになります。
また、最初は知人・友人の紹介からスタートし、さらにその口コミで広めていく形もあるようです。
人によっては開業1年目は苦戦される場合もあったようですが、それでも開業3年目には本業の収入を超えたそうです。開業費や毎月かかる固定費が少ないため、長期的に頑張っても損はありません。
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入会希望者の不安を払拭する説明のポイント
宣伝・集客によって興味を持ってくれたお客さんがいれば、次に行うべきは具体的な説明です。入会希望者の不安なポイントを押さえた丁寧な説明を行うことが必要です。
入会に迷っている方は、例えばこのような不安があります。
- 費用総額はどれくらいかかるか
- 希望条件に合った人が紹介されるか
- どのようなサービスがあるのか
- 退会したい場合違約金はかからないか、しつこく引き止められないか
費用の説明をする際には、サービス範囲を明確にし、最終的にいくらかかるのか明確にするようにしましょう。
また、入会している人の年代・職業および年収・人柄などを伝え、納得して入会して頂けるようにすることも大切です。事前の説明で過剰なサービス紹介を行って入会後にトラブルにならないよう、正確な説明を行いましょう。
結婚相談所でよくあるクレームとは?事例と対処法を紹介【会員のワガママ?事業主の落ち度?】では、よくあるクレームについて解説しています。「こんなこともあるのか…」「これくらいなら自分でも対処できそう」などの肌感覚をつかんでおくのが良いでしょう。
会員の紹介から交際までのサポート業務
より良い交際をサポートするための紹介業務
入会して頂けたら、早速交際のサポートに入ります。
ここで重要なのはプロフィール作成です。年齢や家族構成、年収といった情報だけでなく、人柄についてのコメントも重要になります。
同じ人でも、書き方により相手に伝わる魅力度が大きく変わることは多々あるため、腕の見せ所になります。
結婚を見据えたお見合いになるため、会員の人生観や価値観についてもよく理解し、魅力的に伝える必要があります。
毎月〇人紹介する、といったサービスを取っているところもありますが、お相手にお断りされてしまってはお見合いとはなりません。
当人同士が「いいね」を送り合うマッチングアプリと異なり、第三者である結婚カウンセラーが紹介相手を決めるため、慎重な見極めが必要となる難しさがあります。
お見合いのセッティングから交際開始まで
お見合いをすることに決まれば、日程や場所のセッティングを行います。お二人の好みや雰囲気に合わせ、ベストな雰囲気を作りましょう。
好感度の高い服装や髪型のアドバイスも行います。
ここでは、結婚カウンセラーとしての経験や、自身の恋愛経験を活かすことができます。会員に深く寄り添い、時に一緒に悩みながらデートを進め、上手くいったときの喜びはひとしおです。
一方で、なかなか心を開けなかったり、信頼関係を築きにくい会員もいるため、コミュニケーション力や傾聴力、連絡を頻繁に取り続けるマメさも必要になります。
お見合いをした後は、お二人の気持ちを尊重しながら今後の方向性を一緒に決めていきます。交際の成立だけを重視するのではなく、将来を見据え、時には丁重にお断りすることも重要です。
無事交際を開始した後も、定期的にデートや電話をしているか気に掛けたり、相談に乗ったりとサポートは続きます。
成婚・プロポーズのサポート業務
プロポーズの段取りや相談のサポート
交際が続けばいよいよプロポーズです。双方の気持ちの状況をさりげなく確かめながら最適な段取りを組むことで、成婚率を上げていきます。
交際中と同様、場所や進め方についての相談にも乗っていきます。プロポーズが成功すれば、結婚相談所としての仕事は終わりです。
最もやりがい、喜びを感じられる瞬間です。
まとめ
今回は結婚相談所の仕事内容について紹介しました。
この仕事を検討している方は、「人の幸せを願う」「人の面倒を見る」といったことに長けている方が多いのではないでしょうか。
そのサポートを必要としている方は多く、今後も需要は高いと思われます。興味のある方は、是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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