動画編集スキルを身につければ、YouTubeやTikTokで活躍するインフルエンサーを支えたり、企業の広告動画を制作したりと、活躍の場は無限に広がります。
「手に職をつけたい」
「好きなことで生きていきたい」
そう考えている皆さんにとって、動画編集は非常に魅力的な選択肢と言えるでしょう。
しかし、近年は「動画編集は稼げない」「もう飽和している」という声も耳にするように…。
本当にそうなのでしょうか?
結論から言うと、動画編集は、正しい知識と戦略を持って取り組めば、まだまだ稼げる仕事です。
この記事では、「動画編集で稼ぐ」ために必要なことを徹底的に解説していきます。
「動画編集で収入を得たいけど、自分にできるか不安…」
そんな悩みを抱えている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
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ちなみに、動画編集にはやはりMacがオススメです。動画編集におすすめのMacは?スペックの見方から予算別おすすめモデルまで徹底解説!にて詳しく解説していますので、併せてご覧ください。
「動画編集はもう稼げない」と言われる理由
「動画編集は稼げない」という声が出てくる背景には、いくつかの理由が存在します。
- 競争激化による単価下落
- 企業の動画内製化の進行
- クライアントのレベル向上
- 簡単に編集できるソフトの増加に伴う外注メリット低減
これらは大きな理由として挙げられます。以下、詳しく解説します。
1. 競争激化による単価下落
誰でも簡単に動画編集ソフトを入手できるようになったこと、YouTuberなど動画編集の仕事が増えたことで、多くの編集者が市場に参入しました。
たしかに動画市場は持続的に成長してきています。そして、今後も大きな成長が予測されています。
その結果、以前と比べて仕事の奪い合いが激しくなり、低い単価で仕事を引き受ける人が増えました。
以下は、クラウドワークスによる調査結果なのですが、動画制作発注者数は2020年時点でも右肩上がりの傾向を示していることがわかりますね。
特に、本業ではなく副業として空いた時間で仕事をしている人の中には、収入よりも経験を積むことを重視して、低価格で仕事を受注するケースも少なくありません。
このように、低価格で動画編集を引き受ける人が増えたことで、市場全体の単価が下がり、動画編集で稼ぎにくくなったと感じる人が増えているのです。
2. 企業の動画内製化の進行
高性能な動画編集ソフトが普及したことで、動画編集のハードルは大きく下がりました。
そのため、これまで外部の編集者に依頼していた企業が、自社の社員に動画編集をさせるケースが増えています。
企業としては、外注するよりもコストを抑えられますし、社内でノウハウを蓄積できるというメリットがあります。
結果として、外注される動画編集の案件は減りつつあり、フリーランスの動画編集者にとっては、仕事を得ることが以前よりも難しくなってきていると言えるでしょう。
3. クライアントのレベル向上
動画編集に関する情報が溢れるようになり、動画編集を依頼する側であるクライアントにも、ある程度の知識や目利き力が備わってきました。
そのため、以前は「動画編集ソフトを使って動画を繋げられればOK」というレベルでも仕事を受注できていたかもしれませんが、現在では、より質の高い動画編集を求められる傾向にあります。
クオリティが低い動画編集者には仕事が回ってこなくなり、淘汰されやすくなっていると言えるでしょう。
4. 簡単に編集できるソフトの増加に伴う外注メリット低減
動画編集がもう稼げないと言われる理由は、簡単に動画を編集できるソフトが増えたからです。
企業や動画配信者が自分自身で動画編集を簡単に行えるようになってしまったので、動画編集を外注するメリットが少なくなってしまいました。
今までは導入するにもコストが高かったり、導入しても操作が難しかったりするソフトがほとんどでした。しかし、IT技術の発展によって、動画編集ソフトは進化を遂げ、誰でも簡単にプロ並みの編集ができるようになりました。
そのため、今まで動画編集を外注していた企業が、自社内で作業を完結できるようになり、外注の案件が減少してしまったのです。
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動画編集で【稼げない人】の特徴5選
では、実際に「動画編集で稼げない人」には、どのような特徴があるのでしょうか?
動画編集で稼げない人の特徴を5つ紹介します。
- 編集スキルが低い
- 生産性が低い
- 情報感度が低い
- 営業力が低い
- コミュニケーション能力が低い
1. 編集スキルが低い
動画編集で稼ぐためには、当然ながら動画編集スキルは必須です。
クライアントの要望をヒアリングし、構成を考え、適切なカット割りやテロップ挿入、エフェクトなどを駆使して、高品質な動画を制作するスキルが求められます。
「動画編集ソフトの基本的な操作はできるけれど、それ以上のことができない…」
そんな状態では、クライアントの要望に応えることは難しく、仕事を受注することは難しいでしょう。
また、動画編集には流行り廃りがあるので、常に最新の技術や表現方法を学ぶことも重要です。
2. 生産性が低い
動画編集は、非常に時間と手間のかかる作業です。
そのため、1つの動画を制作するのに何日もかかってしまっては、多くの案件を受注することができず、収入アップは見込めません。
動画編集で稼ぐためには、短時間で質の高い動画を制作できる、高い生産性が必要不可欠です。
例えば、
- 動画編集ソフトのショートカットキーを覚える
- よく使うエフェクトやトランジションを登録しておく
- 集中しやすい環境を作る
など、日頃から作業効率を意識して、動画編集に取り組むようにしましょう。
3. 情報感度が低い
先ほどもお伝えしたように、動画編集には流行り廃りがあります。
例えば、
- 今流行している動画の編集方法
- 若い世代で人気を集めている動画編集ソフト
- クライアントが求める動画のクオリティ
などは、常に変化していくものです。
常にアンテナを張って、最新の情報をキャッチアップしていくことで、クライアントのニーズに合った動画を制作することができます。
4. 営業力が低い
「動画編集のスキルさえあれば、仕事は自然と舞い込んでくる」
そんな甘い考えは捨てましょう。
どれだけ動画編集スキルが高くても、クライアントにあなたのことを知ってもらえなければ、仕事を受注することはできません。
- クラウドソーシングサイトで積極的に営業活動を行う
- SNSで自分の作品を発信する
- 知人に動画編集の仕事を探していることを伝える
など、積極的に自分を売り込んでいくことが、動画編集で成功するためには重要です。
5. コミュニケーション能力が低い
動画編集は、クライアントとのコミュニケーションが非常に重要な仕事です。
クライアントの要望を丁寧にヒアリングし、イメージを共有しながら動画を制作していく必要があります。
「言われた通りに動画編集をするだけでしょ?」
こんなふうに安易に考えていると、クライアントの意図を汲み取ることができず、修正作業に時間がかかったり、トラブルに発展してしまう可能性もあります。
円滑なコミュニケーションを心がけ、クライアントと良好な関係を築くことが、動画編集で成功するためには欠かせません。
このように稼げない人には共通の特徴がありますが、ほかにも大きな特徴があります。動画編集を「動画編集スクール」ではなく「独学」で始めたということです。
動画編集スクールでは、副業で働くために必要なことを教えてくれますが、本やYouTubeなどの映像で「独学」した人は、それらを学習することができていないのです。
とはいえ、動画編集スクールは数十万円かかることから、二の足を踏んでしまう気持ちはわかります。
そんな方には、コスパよく学習でき、安くプロ仕様のツールを利用できる「デジハリ Adobeマスター講座」がおすすめです。
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- 自動更新ではないので、毎年自分で更新手続きをおこなわないといけない
- 講座を利用する場合、自宅での学習に集中できる環境が必要
- 講師の教え方と相性が悪い場合、学習効率が下がることもある
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動画編集で【稼いでいる人】の特徴5選
一方、「動画編集で稼いでいる人」は、どのような点で優れているのでしょうか?
動画編集で稼いでいる人の特徴も5つ紹介します。
- 常にスキルアップを怠らない
- 魅力的なポートフォリオを構築している
- クライアントへの提案力が高い
- 戦略的な営業活動を行っている
- 円滑なコミュニケーションを取っている
1. 常にスキルアップを怠らない
動画編集で稼いでいる人は、現状に満足することなく、常にスキルアップを怠りません。
最新の動画編集ソフトやプラグインを研究したり、オンラインサロンやコミュニティに参加して、他の編集者と情報交換したり、常に新しい知識や技術を吸収しようという意欲にあふれています。
また、自分の動画編集スキルを客観的に評価してもらうために、動画編集のコンテストに挑戦する人もいるようです。
2. 魅力的なポートフォリオを構築している
ポートフォリオとは、自分の作品集のこと。動画編集で稼ぐために、ポートフォリオは非常に重要です。
クライアントは、あなたに動画編集を依頼する前に、あなたのスキルやセンスを見極めようとします。
そのため、過去に制作した動画をポートフォリオとして見せることで、クライアントは安心してあなたに仕事を依頼することができるのです。
動画編集で稼いでいる人は、ポートフォリオの重要性を理解し、質の高い作品を厳選して掲載しています。
また、クライアントの目に止まりやすいように、ポートフォリオサイトのデザインや構成にもこだわっています。
3. クライアントへの提案力が高い
動画編集で稼いでいる人は、ただクライアントの指示に従って動画編集をするだけでなく、
- 「もっと動画のクオリティを上げるためには、どのような編集をすれば良いか?」
- 「クライアントの目的を達成するためには、どのような構成にすれば良いか?」
などを常に考え、積極的に提案しています。
言われたことだけをこなすのではなく、一緒になってよりよい動画を作りたいという気持ちが評価されます。
動画編集の依頼を受けた際には、クライアントからの要望に従って作業を行う必要があります。その要望の内容に沿った作業を行うことは、依頼を受けた身としては当然になります。
しかし、その内容を踏まえた上で、もっとよくできるような提案をすることは、クライアントから歓迎される場合が多いです。
動画編集を行う人の中には、作業と割り切っている人が多かったり、提案することを遠慮している人も多かったりします。ですから、このような提案は、クライアントから高評価の対象になります。
4. 戦略的な営業活動を行っている
動画編集で稼いでいる人は、闇雲に営業活動をしているのではなく、ターゲットを絞り込み、戦略的に営業活動を行っています。
例えば、
- 「美容系の動画編集を得意とするので、美容系の企業に営業をかけよう」
- 「YouTubeの動画編集で実績を積もう」
など、明確な目標を持って営業活動を行うことで、効率的に仕事を受注しています。
5. 円滑なコミュニケーションを取っている
動画編集で稼いでいる人は、レスポンスがよい場合が多いです。レスポンスがよいとクライアントからの信頼が高くなり、好条件の案件を獲得しやすくなります。
すべての仕事に当てはまりますが、返事の必要がある場合にしか、クライアントは連絡をしてきません。そのようなときに、レスポンスが悪かったら、クライアントからの信頼を失いかねません。
また、修正などの依頼に対しても反応がよければ、また依頼したいと思われるものです。
あくまでも、常にクライアントの求めていることを考えて行動する「クライアントファースト」を意識して、クライアントから一緒に仕事をしたいと思われることが重要になってきます。
動画編集で稼ぐための具体的な方法
「動画編集で稼ぎたい!」と思っても、具体的にどのように行動すれば良いのでしょうか?
ここでは、3つの具体的な方法を、より詳細に解説していきます。
1. 高単価案件獲得を目指す【フリーランス】
フリーランスとして動画編集で稼ぐには、クライアントから信頼される高いスキルと、あなた自身を売り込む戦略が求められます。
スキルアップは必須
まず、プロレベルの編集ソフトを習得しましょう。
- Adobe Premiere Pro: 動画編集の業界標準ソフト。動画のカット、テロップ挿入、色調調整など、基本的な編集機能はもちろん、高度なエフェクトやカラーグレーディング機能も搭載しています。
- Adobe After Effects: モーショングラフィックスやVFXなど、高度な視覚効果を得意とするソフト。映画のような迫力ある映像や、アニメーションを使った表現など、Premiere Proだけでは実現できない、よりクオリティの高い映像表現が可能です。
- DaVinci Resolve: ハリウッド映画の編集にも使われているプロ仕様の動画編集ソフト。カラーグレーディング機能に定評があり、無料版でも十分な機能が使えます。
これらのソフトを習得し、クライアントの要望に応えられるだけでなく、期待を超えるような動画編集スキルを身につけることが重要です。
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ポートフォリオで差別化
数ある動画編集者の中からあなたを選んでもらうためには、あなた独自のスキルやセンスをアピールできるポートフォリオが必須です。
- クオリティの高い作品を厳選: 自信作だけを掲載し、クライアントに「この人に頼みたい!」と思わせるような、質の高いポートフォリオを作成しましょう。
- ターゲットに合わせた作品を: ターゲットとするクライアント層に響くような作品を掲載することで、より効果的にアピールできます。例えば、企業VPを制作したい場合は、過去の企業案件をまとめたポートフォリオを見せるなど、戦略的に作品を選びましょう。
- ポートフォリオサイトは分かりやすく: あなたの作品を魅力的に見せるだけでなく、クライアントが情報を探しやすいように、サイト全体の構成やデザインにもこだわりましょう。
営業活動で信頼獲得
良い作品を作っても、クライアントの目に留まらなければ意味がありません。
積極的に営業活動を行い、クライアントとの接点を増やしていくことが重要です。
- クラウドソーシングサイトを活用: ココナラやランサーズ、クラウドワークスなど、様々なクラウドソーシングサイトで、あなたのスキルや経験に合った案件を探してみましょう。
- SNSで情報発信: TwitterやInstagramなどのSNSで、自分の作品や活動を発信することで、仕事の依頼に繋がりやすくなります。
- 人脈を大切にする: 友人や知人に、動画編集の仕事を探していることを伝えておくのも有効です。
営業力に自信がない方には「ココナラ」をおすすめします。個人事業主・法人として登録する場合は注意が必要なのですが、以下の記事で気をつけたいポイントについて詳しく解説しているので、併せてご覧ください。
2. 独自のコンテンツ販売で稼ぐ【YouTuber・動画クリエイター】
YouTuberや動画クリエイターとして収益を得るには、視聴者を惹きつける魅力的な動画と、収益化のための戦略が必要です。
明確なターゲット設定
誰に向けて、どんな動画を配信するのか?
ターゲットを明確にすることで、視聴者の心を掴む動画作りが可能になります。
例えば、
- 旅行が好きな20代女性をターゲットにした旅動画
- 料理初心者向けの簡単レシピ動画
- ゲーム実況動画
など、ターゲットを絞り込むことで、視聴者のニーズに合った動画を配信できます。
質の高い動画制作
視聴者の心を掴むためには、動画のクオリティが重要です。
- 企画力: 視聴者が思わず見たくなるような、興味を引く企画を練りましょう。
- 撮影技術: 美しい映像は、視聴者の心を惹きつけます。構図やライティングなどを工夫し、魅力的な映像を撮影しましょう。
- 編集スキル: 動画のテンポや構成、効果音、BGMなど、編集次第で動画の印象は大きく変わります。視聴者が飽きさせない、見やすい動画編集を心がけましょう。
収益化の戦略
YouTuberや動画クリエイターの主な収入源は以下の通りです。
- YouTube広告収入: 動画再生前や再生中に表示される広告収入。チャンネル登録者数や視聴回数が多いほど、収益は増加します。
- 企業案件: 企業の商品やサービスを動画内で紹介することで、報酬を得ることができます。
- グッズ販売: オリジナルTシャツやステッカーなど、ファン向けのグッズを販売することで収益を得る方法。
- オンラインサロン: 有料会員制のコミュニティを運営し、会員から会費を得る方法。
これらの収益化方法を組み合わせることで、より安定した収入を得ることが可能になります。
3. チームで大きな仕事に挑戦【動画制作会社】
動画制作会社で働く場合は、チームで制作を行うため、協調性やコミュニケーション能力が求められます。
専門性を磨く
動画制作会社では、企画、撮影、編集など、それぞれの工程に特化したスタッフが働いています。
特定の分野の専門性を高めることで、チームにとって必要不可欠な人材へと成長できるでしょう。
- ディレクター: 動画全体の構成や演出、スケジュール管理など、制作の指揮をとる役割。
- カメラマン: 動画撮影を担当。構図やライティング、カメラワークなど、専門的な知識と技術が求められます。
- エディター: 撮影された映像素材を編集し、動画を完成させる役割。
チームワークを重視
動画制作は、チームで作り上げていくものです。
他のスタッフとコミュニケーションを密に取り合い、協力しながら制作を進めていくことが重要になります。
大規模案件獲得
企業のプロモーションビデオやCM、映画、ドラマなど、個人では受注できないような、大規模な案件に挑戦できる点が、動画制作会社で働く魅力の一つです。
これらの方法を参考に、自分に合った動画編集の稼ぎ方を見つけてみてください!
まとめ|動画編集で成功するために大切なこと
今回は、動画編集で稼げる人と稼げない人の違い、そして動画編集で稼ぐための具体的な方法について解説しました。
記事の中で何度もお伝えしたように、動画編集は正しい知識と戦略を持って取り組めば、決して「オワコン」ではありません。
むしろ、動画市場の拡大とともに、今後も需要が伸びていくと考えられる、将来性のある仕事と言えるでしょう。
大切なことは、「常に学び続ける姿勢」と「行動力」です。
最新の動画編集技術やトレンドを学び続け、そして、習得したスキルを活かして、積極的に行動を起こしていきましょう。
今回の記事が、これから動画編集に挑戦するあなたの背中を押すことができれば幸いです。