「Adobeのソフトって高いけど、どうしても安く使いたい…」
「学割でお得に使えたらいいけど、学生じゃないことがバレたらどうしよう…」
「卒業後も使い続けたいけど、どうすればいいの…?」
こんな悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか?
Adobe製品の学割は、確かに魅力的な制度ですが、Adobe製品の不正利用に対する不安や、卒業後の対応について疑問を持っている方もいるかもしれません。
この記事では、Adobe製品の学割について、審査基準や対象となる学校、不正利用のリスク、卒業後の対処法まで、気になるポイントを徹底的に解説します。
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Adobeの学割とは? 対象者や割引率は?
Adobeの学割対象者
Adobeの学割は、以下のいずれかの条件を満たす方が対象です。
- 日本国内の認定校に在籍している学生
- 日本国内の認定校に勤務している教職員
Adobeの学割は、学生・教職員を対象とした割引制度です。
学生であれば、大学、短期大学、専門学校、高等学校などが含まれます。教職員には、教授、講師、助手、事務職員などが含まれます。
ただし、通信制の学校や、海外の学校は対象外となる場合があります。Adobeの公式ウェブサイトで、最新の対象校を確認することができます。
(参考)Adobe学割の対象校について
学生にうれしいAdobe CCの学割制度ですが、すべての学生に対して学割が適用になるわけではありません。学校の種別などによって、学割が適用になるかどうかが変わってきます。
Adobeの学割を受けられる区分は、次のようなものになります。
学校等の教育機関
幼稚園や保育所、小学校では、教職員のみが対象になります。中学校と中等教育学校では、教職員にプラスして、13歳以上の生徒も対象になります。高等学校ではすべての生徒と教職員が対象になりますが、それ以外の教育機関に関しては確認が必要です。
教育委員会/教育委員会所管の施設
都道府県市町村教育委員会の職員が対象になります。「学生教職員個人版」の他、「高等教育機関向けライセンス」以外のライセンスの使用が可能です。
文科省所管の国立教育政策研究所/文科省所轄の独立行政法人のうち教育を目的にした機関
教育に関する独立行政法人や私国立の研究所や施設などの職員が対象になります。「学生教職員個人版」の他、「高等教育機関向けライセンス」の使用が可能です。
公共職業能力開発施設/職業訓練法人
都道府県知事認可のある職業訓練法人や、職業訓練法によって設立された職業訓練センターの学生と教職員が利用できます。
求職者支援訓練施設
ハローワークなど公的機関が斡旋している求職者支援訓練施設の、受講者のみが利用できます。
独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構の傘下組織
地域障害者職業センターや障害者職業総合センターなどの施設の、学生と教職員が利用できます。
身体障害者社会参加支援施設および養成施設/就労支援事業所
身体障害者福祉センターや盲導犬訓練施設、障害者総合支援法に基づく就労移行・および就労継続支援事業所の学生と教職員が利用できます。
行政が運営する学位が取得できる大学校
防衛大学校や防衛医科大学校、水産大学校など、行政が運営する学位が取得できる大学校の学生と教職員が利用できます。
大学共同利用機関
文科省が認定している大学共同利用機関法人の学生と教職員が利用できます。
特定非営利活動法人(NPO法人)
内閣府が認定・特例認定したNPO法人では、高等教育機関向けライセンスのみ使用することができます。
スクールパートナー
アドビスクールパートナープログラム認定法人の、コース受講生および教職員が利用できます。しかし、スクールでの購入のみとなり、アドビストアから購入した場合には、利用することができません。
対象になる教育機関に在籍する13歳以上の学生ならば、基本的にはAdobe学割の対象者となります。
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Adobeの学割で利用できる製品・サービス
Adobeの学割では、Photoshop、Illustrator、Premiere Pro、After Effectsなど、Adobe Creative Cloudのほぼすべてのアプリケーションやサービスが、通常価格よりもお得な価格で利用できます。
これらのソフトは、プロのクリエイターも利用する業界標準のツールであり、デザイン、写真、動画編集など、様々な分野で活用されています。
Adobeの学割の割引率
Adobeの学割の割引率は、プランや時期によって異なりますが、最大で65%OFFになるなど、非常にお得な価格設定となっています。
一般向けプランと学割プランの価格を比較することで、その割引額の大きさを実感できるでしょう。
Adobeの学割を受けるメリット
プロと同じツールを学割価格で利用できる!
Adobe Creative Cloudは、プロのクリエイターも利用している業界標準のツールです。
これらのツールを学割価格で利用できることは、学生にとって大きなメリットと言えるでしょう。
学生のうちからプロ仕様のツールに触れることで、実践的なスキルを身につけることができます。
最新バージョンを常に利用できる!
Adobe Creative Cloudは、常に最新のバージョンが提供されます。
常に最新の機能やセキュリティ対策が施された環境で、安心してソフトを利用できます。
新しい機能をいち早く試せるという点も、大きなメリットと言えるでしょう。
学生向けのプランでも、豊富なストレージを利用できる!
Adobe Creative Cloudの学割プランでは、作品やデータを保存するためのクラウドストレージが、100GBも提供されます。
大容量の画像や動画データも、容量を気にせず保存できます。
Adobeの学割を受ける際の注意点
利用資格の確認
Adobeの学割は、学生または教職員であることが条件です。
申し込み前に、Adobeの公式ウェブサイトで最新の利用資格を確認しましょう。
また、利用資格を証明できる書類を準備しておく必要があります。
自動更新に注意
Adobe Creative Cloudの学割プランは、自動更新となっています。
学割期間終了後は、自動的に通常価格のプランに移行されますので、注意が必要です。
うっかり自動更新されてしまい、高額な料金を請求されることのないよう、事前に解約方法を確認しておきましょう。
Adobe製品の学割は本当にバレる? 不安を解消!
Adobeの学割は、不正利用を防ぐために、厳正な審査が行われています。近年、学割制度を悪用するケースが増加しており、Adobeは審査体制を強化しています。
単なる入力ミスと見なされないよう、正確な情報を登録するよう心がけましょう。
Adobeの学割審査でチェックされるポイント
Adobeは、学割の申し込み時に提出された学生証や在学証明書の情報の真偽を厳しくチェックしています。
人力ではなく、AIによる自動チェックシステムも導入されており、不正利用の検知精度を高めています。
具体的には、以下の様な点が審査されます。
- メールアドレス
- 氏名、学校名、学部名、学年、有効期限などの記載内容
- 証明書発行元の情報
- 証明書の形式(PDF、画像ファイルなど)
Adobeで学割を適用したい場合、学校発行のメールアドレス(~ac.jp 等)の入力が必要になります。以下のような場合は、学生証や学生手帳、在学証明書などの追加証明書提出が求められたり、申し込みが却下されることがあります。
- 学校発行のメールアドレスが存在しない
- 在籍中かどうかが確認することができない
- メールアドレスの情報が正しくない
AdobeではOCR技術を用いて、証明書の内容と入力情報に齟齬がないか確認されます。学校の公式ウェブサイトなどと照らし合わせて、証明書の発行元が正規のものであるかについても確認されます。規定の形式になっているかも重要です。例えば、許可されたファイル形式であるか、ファイルサイズが適切であるかなどがチェックされます。
【具体例】こんな使い方をするとバレる!
例えば、以下のようなケースは、Adobeの学割の不正利用として、アカウント停止などのペナルティを受ける可能性があります。
- 友人の学生証を使って学割プランに申し込む
- 卒業後も学割プランを使い続ける
- 学割プランで取得したAdobeアカウントを他人に譲渡する
Adobeの学割は、あくまでも学生本人が利用することを前提とした制度です。
友人の学生証を使う、卒業後も使い続ける、他人にアカウントを譲渡するといった行為は、利用規約違反に該当します。
Adobeの学割でアカウント停止になるケースとは?
アカウント停止になるケース
Adobeは、不正利用の疑いがある場合、アカウントを停止する権利を有しています。
アカウントの停止は、Adobe側が不正利用と判断した場合にのみ行われます。
アカウント停止となるケースとしては、以下のようなものが挙げられます。
- 虚偽の申請情報で学割プランに申し込んだ場合
- 学割の適用条件を満たしていないにも関わらず、学割プランを利用し続けた場合
- 学割で購入したAdobeアカウントを、許可なく他人に譲渡した場合
Adobeのアカウントは、原則として個人利用が前提となっており、アカウントの共有や譲渡は認められていません。
特に、学割プランは学生本人であることを条件に、割引価格で提供されています。
アカウント停止されるとどうなる?
アカウントが停止されると、Adobe製品やサービスが利用できなくなります。
具体的には、
- ソフトのインストールやアップデートができなくなる
- クラウドストレージ上のデータにアクセスできなくなる
- Adobeのサポートサービスを受けられなくなる
などの制限がかかります。
Adobeの学割を不正利用するとどうなる?
Adobeの学割を不正利用することは、法律違反となる可能性があり、社会的信用を失墜させる可能性もあります。
軽い気持ちで不正利用をしてしまうことのないよう、ペナルティの内容をしっかりと確認しておきましょう。
違約金、損害賠償請求の可能性
Adobeの利用規約に違反し、学割を不正利用した場合、違約金の請求や損害賠償請求をされる可能性があります。
請求額は、不正利用の期間や内容によって異なりますが、高額になるケースもあるため注意が必要です。
最悪の場合、刑事告訴される可能性もゼロではありません。
社会的信用失墜のリスク
Adobeの学割を不正利用したことが発覚した場合、社会的信用を失墜させる可能性があります。
特に、将来デザイン関連の仕事に就きたいと考えている人にとっては、大きな痛手となる可能性があります。
企業は、採用活動において、応募者のコンプライアンス意識を重視する傾向にあります。
そのため、過去にAdobeの学割を不正利用していたことが発覚した場合、就職活動で不利になる可能性も否定できません。
Adobeの学割を安全に利用する方法【卒業後も安心】
Adobeの学割の申し込み方法【必要な証明書類も解説】
Adobeの学割プランに申し込む方法は、以下の通りです。
ステップ1: AdobeのWebサイトで学割プランを選択
下記のリンク先からAdobeの公式ウェブサイトにアクセスし、学割プランを選択します。
>> Adobe公式サイトで「学生・教職員向けプラン」を見てみる
ステップ2: Adobeアカウントを作成またはログイン
Adobeアカウントを持っていない場合は、新規作成します。すでにアカウントを持っている場合は、ログインします。
ステップ3: 学生・教職員の身分を証明する書類をアップロード
学生証や在学証明書などの、身分を証明する書類をアップロードします。
書類は、スキャンするか、スマートフォンなどで撮影してアップロードします。
ステップ4: 支払い情報を入力
クレジットカード情報など、支払い情報を入力します。
無料体験期間が終了すると、自動的に課金が開始されます。
Adobeの学割 卒業後の対処方法【お得に使い続けるには?】
卒業後も学割を使い続けることはできる?
結論から言うと、卒業後は学割を使い続けることはできません。Adobeの利用規約で、卒業後の学割プランの利用は明確に禁止されています。
卒業後も学割プランを使い続けた場合、アカウント停止などのペナルティを受ける可能性がありますので、注意が必要です。
3月に大学や専門学校を卒業予定の学生の方は、3月31日までにAdobe CCを購入しておくと、卒業後も、次回更新までの契約期間中は学生・教職員版価格で使い続けることができます。
卒業した学生には、契約更新日の 30 日前に、電子メールで通知が届きます。その通知には学生のステータスと学生割引の延長を確認するための「アカデミック版ステータスの確認」リンクがあります。
そこで学生のステータスが確認できないと、学割の利用が終了となり、契約更新日に学割以外の価格へアップグレードされます。
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Adobeの学割に関するよくある質問
Q. 学割プラン適用中に学校を辞めた場合はどうなる?
A. 学校を辞めた場合、学割プランの利用資格は失効します。
速やかにAdobeに連絡し、一般向けのプランへの切り替え手続きを行いましょう。
そのまま使い続けると、不正利用とみなされる可能性があります。
Q. 学割で購入したソフトは、卒業後も使い続けられる?
A. いいえ、使い続けることはできません。
Adobe Creative Cloudは、サブスクリプション型のサービスであるため、利用料金の支払いを停止すると、ソフトは利用できなくなります。
卒業後もAdobe製品を使い続けたい場合は、一般向けのプランに移行する必要があります。
まとめ|Adobe製品の学割は正しく使えばお得!
この記事では、Adobe製品の学割について、「バレるかどうか」「不正利用するとどうなるのか」「安全に利用するにはどうすればいいのか」といった点を中心に解説しました。
Adobeの学割は、学生であれば誰でも利用できるわけではなく、適用条件があります。
これらの条件を満たしていない場合に学割を利用すると、アカウント停止などのペナルティを受ける可能性がありますので注意が必要です。
しかし、正しく利用すれば、Adobe製品をお得に利用できる非常に魅力的な制度です。
この記事で紹介した内容を参考に、Adobeの学割を安全に、そして有効活用して、あなたのクリエイティブな活動をさらに充実させていきましょう!