会社員として働いていると、継続的な学習とスキルアップが求められますよね。定期的に資格取得や通信教育の受講が求められるという方もいるのではないでしょうか?
そうでなくても、スキルや知識を身につけて転職やスキルアップしようと自己研鑽に励んでいる人も少なくないでしょう。
「●●検定」や「国家資格」のような検定・試験であれば、合格証や免許証などが発行されるので、履歴書に書きやすいですが、オンライン講座を通じて得た「終了証明証」のようなものはどうすれば良いか、わかりにくいですよね。
わからないからと言って記載しないのは、とてももったいないことです。
この記事では、CourseraやUdemy、edXなどのMOOCs(Massive Open Online Courses)で得た「修了証明書」を履歴書に記載する方法を中心にわかりやすく解説してきます。
MOOCs修了証明の履歴書への書き方|正しい記載方法を解説!
履歴書における資格欄にMOOCs(Courseraなど)で得た「修了証明書」の内容を記入する時には、以下の要素を含めましょう。
- 受講した講座で得た「修了証明書」の正式名称
- 取得年月
- 講座名の記載(任意)
例えば、Google Data Analytics プロフェッショナル認定証コースを終了したならば、
「2024年1月 Google Data Analytics プロフェッショナル認定証 取得」
と記載しましょう。
履歴書提出時には求められる可能性は低いですが、万が一に備えて「修了証明書の写し(PDFファイル)」を手元に控えておくことをおすすめします。
MOOCsの修了証明書の履歴書記載が有効とされる理由
履歴書における資格欄は、個人の専門知識やスキルを示す重要な証明となります。
CourseraやedXなどのMOOCプラットフォームで提供される講座を修了することで得られる修了証や認定資格をこの欄に記載することは、以下の観点から有益と言えます。
- 専門知識の証明: MOOCを通じて取得した修了証や認定資格は、特定の分野や技術に関する知識・スキルがあることを客観的に証明する手段となります。
- 学習意欲の証明: 自発的に講座を受講し、認定資格を取得したという証明になります。これは、継続的な学習・自己研鑽の意欲があることを示してくれます。VUCAの時代において、常に進化し続けようとする姿は、アピールポイントになるのです。
- 権威性による錯覚資産の獲得: MOOCsを利用するメリットのひとつに、一流企業・グローバルトップクラスの大学の講義をコストパフォーマンスよく受講できる点が挙げられます。同じ知識・スキルを獲得しても、名も知れない企業・団体による認定だと「本当に意味がある講座を受講したのか?」という疑問がつきまとってしまいます。一方、「Googleが認定した講座を修了」「スタンフォード大学が提供する講座を修めた」となれば、知識・スキルが正当に(もしくは、それ以上の効力を持って)評価されます。
「本当に意味がある?」と不安な方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
Courseraの証明書は無価値?学位に意味ない?新ビジネス立ち上げに役立つ?
履歴書に書くと効果的な講座の選び方
MOOCを利用する際は、自身のキャリア目標に合った講座の選択が重要です。Google、IBM、Microsoft、Amazon、Metaなどの企業が提供する講座や、スタンフォード大学などの有名大学が監修する講座は、特に注目される傾向にあります。
筆者のおすすめは、Googleが提供するプロフェッショナル認定講座です。
資格欄への記載における注意点
資格欄に記載する際は、講座の内容が応募職種で求められるスキル・経験に合致するかどうかが大事です。
全く関係性が認められない修了証の内容を記載しても、企業には評価されません。
また、特定の企業への転職活動を行う場合、事前にその企業がオンライン講座の修了証を資格として認知しているかを確認することをおすすめします。
よくある質問
まとめ
MOOC講座の修了証は、現代の職業市場においてあなたの継続的な学習意欲と専門知識を示す重要なツールです。
CourseraやedXなどのプラットフォームで得られる認定資格や修了証は、履歴書の資格欄に適切に記載することで、あなたのスキルセットと職業への真剣な取り組みをアピールすることができます。
そのためにも、以下を充足するように履歴書に記載しましょう。
- 受講した講座で得た「修了証明書」の正式名称
- 取得年月
- 講座名の記載(任意)
入りたい企業へのアピール材料として、上手に活用していきましょう!