さあ、転職やスキルアップを考えているみなさん、新たな一歩を踏み出すチャンスがここにありますよ!
今日は、そんなあなたの強い味方となる「専門実践教育訓練給付金」について、その魅力と申請方法を一挙にご紹介します。
この給付金を利用すれば、希望する職業訓練を受けながら、経済的なサポートも受けられるんです。
では、まずは専門実践教育訓練給付金とは何か、その基本からしっかり押さえていきましょう!
専門実践教育訓練給付金とは?
「専門実践教育訓練給付金」と聞いて、ピンとこない方もいるかもしれませんね。
簡単に言えば、国が定める一定の基準を満たす職業訓練を受ける方に対して、訓練期間中の生活支援として給付金を支給する制度です。これは、スキルアップや資格取得を目指す方々を強力にサポートするためのもの。
特に、仕事をしながら学びたい方や、新しい分野に挑戦したいと考えている方にとって、非常に心強い味方となります。
国の給付金で受講料最大7割バックでキャリコンが取れるなど、金銭的なメリットがかなり大きい制度なのです。
専門実践教育訓練給付金の基本知識
この給付金の魅力は、ただ支給されるだけでなく、受講する講座によっては将来性のある資格が得られる点にあります。
国が認定した職業訓練校で提供される様々な講座は、ITスキルから語学、専門的な技術まで幅広く、自分の興味やキャリアプランに合わせて選択可能。
そして、この制度の素晴らしいところは、訓練を受けながら経済的なサポートも受けられる点。つまり、学びたいけれども生活費が心配…という方でも、安心して学びを深めることができるのです。
オンライン英会話スクールの中には、この給付金対象のものもありますので、ポータブルスキルの向上にも役立ちますね。
2024年度の新規定と変更点
2024年度からは、専門実践教育訓練給付金に関するいくつかの新規定と変更点があります。最新の情報をチェックしておくことは非常に重要です。
厚生労働省は、教育訓練給付※1の対象となる「専門実践教育訓練」の令和6年4月1日付け指定講座を決定しました。
今回、新規に指定する講座は、デジタル技術の進展を踏まえたニーズに応じた人材育成を行う第四次産業革命スキル習得講座や、専門職学位を取得する課程、看護師などの資格取得を目標とする養成課程など計209講座です。
また、働きながら学びやすくする観点から、オンライン講座や夜間、土日の講座の充実も図っているところであり、オンライン講座※2は43講座、夜間講座は18講座、土日講座は21講座をそれぞれ新たに指定しました。
専門実践教育訓練給付の対象となる講座は、これまでに指定したものを合わせると、令和6年4月1日時点で2,972講座となります。
専門実践教育訓練指定講座
- 令和6年4月1日付け指定講座:新規209講座(再指定517講座※)
- 令和6年4月1日時点の給付対象講座数:2,972講座
※令和6年3月末で3年間の指定期間を満了する講座のうち、再指定を受けた講座の数。
類型別内訳
※以下( )内の数は令和6年4月1日時点の給付対象講座数
1 業務独占資格又は名称独占資格の取得を目標とする養成課程 (介護福祉士、看護師、美容師、社会福祉士、保育士、歯科衛生士など) | 68講座 | (1,787講座) |
2 専門学校の職業実践専門課程及びキャリア形成促進プログラム (商業実務、衛生関係、工業関係など) | 44講座 | (685講座) |
3 専門職学位課程 (ビジネス・MOT、法科大学院、教職大学院など) | 24講座 | (115講座) |
4 大学等の職業実践力育成プログラム (特別の課程(保健)、正規課程(保健)、(社会科学・社会)など) | 27講座 | (219講座) |
5 一定レベル以上の情報通信技術に関する資格取得を目標とする課程 (シスコ技術者認定CCNPなど) | 0講座 | (3講座) |
6 第四次産業革命スキル習得講座 (AI、データサイエンス、セキュリティなど) | 46講座 | (162講座) |
7 専門職大学等の課程 | 0講座 | (1講座) |
実施方法別内訳
※以下( )内の数は令和6年4月1日時点の給付対象講座数
1 通学制※1 | 158講座 | (2,305講座) |
(1)平日昼間に実施される講座 | 140講座 | (2,020講座) |
(2)平日夜間に実施される講座 | 18講座 | (270講座) |
(3)土日に実施される講座 | 21講座 | (240講座) |
2 通信制 | 51講座 | (667講座) |
(1)通信※2 | 8講座 | (318講座) |
(2)一部e-ラーニング | 9講座 | (170講座) |
(3)e-ラーニングのみ | 34講座 | (179講座) |
- ※1通学制の(1)~(3)は重複するものがあるため、講座数の合計は一致しない。
- ※2教材の発送や添削指導等を郵送により行う、いわゆる通信教育(インターネット等を用いないもの)。
別添資料
- 【別添1】専門実践教育訓練 新規指定講座一覧(令和6年4月1日付け)[PDF形式][138KB]
- 【別添2】目標資格等別・都道府県別 専門実践教育訓練指定状況(令和6年4月1日時点)[PDF形式][76KB]
- 【別添3】専門実践教育訓練給付制度の活用の流れ[PDF形式][136KB]
- 【別添4】専門実践教育訓練給付制度のご案内[PDF形式][857KB]
- 【別添5】教育訓練給付制度のご案内(労働者の方向け)[PDF形式][238KB]
- 【別添6】教育訓練給付制度のご案内(教育訓練施設の方向け)[PDF形式][620KB]
給付金申請の手順
専門実践教育訓練給付金の申請プロセスは、事前の準備から申請手続き、申請後のフォローまで、いくつかのステップに分けられます。これらのステップを一つ一つ確実に進めていくことで、給付金を受け取るまでのプロセスをスムーズに進めることができます。
必要書類と事前準備
給付金の申請をスムーズに進めるためには、事前に必要な書類を整えておくことが大切です。
- 本人確認書類
- 受講する教育訓練講座の情報
- 雇用保険の被保険者証 など
受講予定の講座が専門実践教育訓練給付金の対象となるかどうかを事前に確認し、講座提供機関からの受講証明書などの準備も必要です。先ほどお示しした講座一覧を必ずチェックしておきましょう。
次に、申請手続きの具体的な流れを見ていきましょう。
申請手続きの具体的な流れ
給付金の申請は、主にオンラインや郵送で行われます。
まず、ハローワークや関連する公的機関のウェブサイトから申請フォームをダウンロードし、必要事項を記入します。
記入した申請フォームに、準備した書類を添付し、指定された方法で提出します。
申請が受理されると、受講する講座や給付金の支給に関する詳細な指示が通知されます。申請プロセス中には、期限内に正確な情報を提供することが重要です。
申請でつまずきやすいポイントとその対処法
次に、「申請でつまずきやすいポイントとその対処法」について見ていきましょう。このセクションでは、専門実践教育訓練給付金の申請過程でよくある疑問や誤解を解消し、スムーズな申請プロセスをサポートするヒントを提供します。申請手続きにおける共通の落とし穴を避け、給付金を確実に受け取るためのコツを学びましょう。
よくある質問と回答(Q&A)
資格取得後の給付金受取条件
資格取得後の給付金を受け取るための条件は、主に資格が給付金支給の対象となっているか、受講した講座が認定講座であるか、そして受講期間中に所定の出席率を満たしているかなどがあります。
申請書類の不備と再提出
申請書類に不備があった場合、ハローワークから指摘を受け、指定された期間内に修正・再提出する必要があります。不備のないよう、申請前に書類のチェックリストを確認し、必要に応じて相談窓口に問い合わせることが重要です。
申請失敗を避けるためのチェックリスト
給付金を確実に受け取るコツ
- 申請前にすべての条件を確認し、必要書類を整える。
- 申請書類に記入する情報は正確に、かつ明確に。
- 受講する講座が給付金の支給対象であることを確認。
受講後の手続きと給付金受取
- 講座終了後、速やかに給付金の申請を行う。
- 受講証明書や成績証明書など、必要な証明書類を提出。
- 給付金受け取りのための口座情報を正確に提供。
専門実践教育訓練給付金を最大限に活用する方法
専門実践教育訓練給付金を活用してキャリアアップを図るための戦略をご紹介します。
資格取得で広がるキャリアの可能性
将来性のある資格と業界動向
産業界の動向を把握し、将来性のある資格取得に焦点を当てることが重要です。特に、IT、医療、エネルギーなどの分野で需要が高まっている資格は、キャリアの可能性を広げる鍵となります。
資格取得後の転職市場への影響
資格を取得することで、転職市場における自身の価値を高めることができます。資格は、専門性と能力の証明となり、より良い職場環境や待遇へとつながる可能性があります。
申請者が知るべき裏ワザとコツ
受講講座の選び方と給付金の最適活用
受講する講座を選ぶ際は、将来のキャリアプランと市場の需要を照らし合わせることが大切です。また、給付金を効率的に活用するために、複数の講座を組み合わせる戦略も有効です。
支援制度との併用でキャリアアップ
専門実践教育訓練給付金以外にも、キャリアアップのための様々な支援制度が存在します。これらを併用することで、学びの機会を最大限に拡大し、キャリアアップを実現することができます。
このガイドを参考に、専門実践教育訓練給付金とその他の支援制度を上手に活用し、自身のキャリアをさらに発展させましょう!