50代は、定年退職が近づいたりキャリアが頭打ちとなって昇給の見込みが低くなったりと、「仕事人生のゴール」がはっきりと見えてくるタイミングです。収入(現在の給料や退職金)と見込み支出(退職後の生活費や老後資金)を天秤にかけると、やや不安を覚え始める時期でもあります。
そのため、個人事業主として副業を始めたり、スタートアップ企業をおこしたりする人が出てきやすい年代です。収入を増やして経済的安定を図れるのはもちろん、自身のキャリアを生かして自由な働き方を通じた自己実現にもつながるため、充実度が高まるケースが多いです。
この記事では、「50代から始める副業」にフォーカスしてメリットや具体的な方法を解説します。
もちろん、50代といってもキャリアはさまざま。多様な経験を積んできた方もいらっしゃれば、ひとつのことをコツコツとやってきた方もいることでしょう。より多くの人にとってヒントとなるような内容を分かりやすく解説していますので、ぜひご覧ください。
- 東証プライム市場企業「GMOグループ」運営のバーチャルオフィス
- 都心を中心に、横浜・名古屋・大阪・京都・福岡の住所をビジネス利用可能
- 自宅兼オフィスで仕事をしている方やネットショップ運営者のプライバシー保護に最適
- 審査が早く、即日利用も◎
- 法人口座開設・法人登記にも利用可能
- 会議用の物理スペースが存在しない(提携サービスあり)
- 郵便物の即時転送はオプション料金が必要
初年度基本料金3ヶ月分無料プログラムが利用可能!
【調査結果】50代で副業やビジネスを始めようと思ったきっかけ6選
50代で副業やビジネスを始めた方に「なぜ50代で新たなチャレンジをしようと思ったのか」と調査してみたところ、以下6つの理由に集約されました。あなたも当てはまることがあるのではないでしょうか?
- 収入の安定化・増加:
50代になると、定年退職が近づくことや、キャリアの頂点に達することで昇給の見込みが低くなる場合があります。そうした状況を考慮して、副業やビジネスを始めることで収入を増やし、経済的安定を図ろうと考える人がいます。 - 退職後の生活設計:
退職後の生活費や老後資金の準備を考えると、現役時代に副業やビジネスを始めて収入源を増やすことが賢明です。また、副業やビジネスがうまくいけば、定年後も働き続けることができる可能性があります。 - キャリアの多様化:
長年働いてきた業界や職種に飽きてしまったり、新しいチャレンジを求める人もいます。副業やビジネスを始めることで、新たな分野に挑戦し、キャリアの幅を広げることができます。 - 自己実現:
50代になると、自分の人生に対する考え方が変わることがあります。社会貢献や趣味を生かした仕事など、自己実現を追求するために副業やビジネスを始める人もいます。 - 自由な働き方:
これまでの労働環境や働き方に不満を感じる人もいます。副業やビジネスを始めることで、自分のペースで働くことができるため、働き方の自由度を高められます。 - 人間関係の変化:
50代になると、同世代の友人や知人が次々と定年退職し、人間関係が変化することがあります。そうした状況で、新たな人間関係を築くために副業やビジネスを始めることもあります。
50代こそ副業を開始すべき!社会的背景ややってくる未来から考える
いまの日本の現状を踏まえると、きっと多くの方が「どうにかなる」ではなく「なんとなくヤバい…」と感じていることでしょう。特に50代は逃げ切れるか逃げ切れないかの微妙なラインという当事者意識が強いのではないでしょうか。
以下には、いま50代が副業を開始すべき社会的背景について記載します。「そんなこと言われなくても分かっている」ということはわかった上で、あえて記載します。
- 高齢化社会と年金制度の問題:
日本は急速な高齢化社会を迎えており、2021年のデータによれば、65歳以上の高齢者が総人口の約28.7%を占めています(総務省統計局)。この高齢化の進行に伴い、年金制度の財政が逼迫し、将来的に年金受給額が減少する可能性があります。このため、50代の方々は自身の老後資金を補うために副業を検討することが重要となります。 - 雇用形態の変化:
雇用形態の多様化により、正社員で働く人の割合が減少している一方で、非正規雇用やパートタイム労働者の割合が増加しています(厚生労働省)。このような雇用形態の変化により、安定した収入が得られない50代も増えており、副業を検討する理由となります。 - 働き方改革:
働き方改革の進行に伴い、副業や兼業が認められるようになってきています。2018年に施行された働き方改革関連法では、副業・兼業の解禁が盛り込まれています(厚生労働省)。このような制度面の変化により、50代でも副業を始めやすくなっています。 - テクノロジーの進化と新たな収入機会:
インターネットの普及やテクノロジーの進化により、副業の選択肢が増えています。オンラインでの仕事やリモートワークが一般的になり、スキルや知識を活かした副業が増えています。また2023年にはAIチャットが一気にキャズムを超えて一般化しました。これらは、50代でも新たな収入機会を手に入れるための追い風といえます。
50代が副業を始めるメリット
50代は一見するとビジネスを始めるのには遅いと感じるかもしれません。たしかにスタートアップ界隈を見渡せば10代、20代で成功をおさめてキラキラしている方が多くいるのも事実。
しかし、物事を始めるのに遅い早いはありません。80代でスマホアプリづくりに取り組み始め、国連でスピーチするに至った方だっているのです(参考:シニア世代をICTの世界に導く、80代のゲームアプリ開発者(首相官邸))。
社会人経験を積み重ねてきた50代だからこそできること、メリットはたくさんあります。
- 豊富な経験とスキルの活用:
50代の方は長年のキャリアを通じて培った経験やスキルがあります。これらを活かすことで、他の世代にはできないような専門的な仕事に取り組むことができ、高い収益を得ることが期待できます。また、若い世代が持っていないような視点やノウハウで問題解決ができるため、顧客からの評価も高まります。 - ネットワークの活用:
50代になると、業界や地域に根ざした幅広い人脈を持っていることが多いです。これらの人脈を活用することで、副業を成功させるチャンスが増えます。また、人脈を活かしたビジネスの紹介や共同事業も可能になります。さらに、信頼関係を築いたパートナーと協力して新しい事業を展開することで、リスクを分散させることができます。 - 時間管理スキル:
50代の方は長年のキャリアを通じて、仕事や家庭とのバランスをとる時間管理スキルを身につけていることが多いです。このスキルを活かして、効率的に副業をこなすことができます。また、時間を有効活用することで、副業だけでなく、自己投資や趣味にも時間を充てることができます。 - 自己ブランディング:
長年の経験や業界での評判を活かして、自分自身をブランディングすることができます。これにより、副業を展開する際に信頼性が高まり、顧客獲得が容易になります。また、自身のブランド力を高めることで、より高い報酬が期待できる仕事にアクセスできるようになります。 - 定年後のキャリア継続:
50代で副業を始めることで、定年後も働き続ける選択肢が広がります。定年後に収入が減少することを考慮すると、早めに副業を始めて安定した収入源を確保することが重要です。また、副業を通じて新しいスキルを身につけることで、定年後の再就職や転職も容易になります。 - 精神的充実度UP:
50代で副業を始めることで、自分の興味や情熱を追求できる仕事に取り組むことができます。これにより、仕事に対するやりがいや達成感を感じることができ、精神的な充実を得られます。また、新しい分野に挑戦することで、自分の可能性を広げ、自己成長を促すことができます。 - 金銭的リスク分散:
50代で副業を始めることで、リスクを分散させることができます。主業だけに頼らず、複数の収入源を持つことで、経済的な安定を確保できます。また、将来的に仕事が減るリスクや収入が減少するリスクに対しても、より柔軟に対応できるようになります。
これらのメリットから、50代で副業を始めることは遅くないと言えます。
逆に、50代ならではの経験やスキルを活かすことで、他の世代とは異なる価値を提供することができます。適切な副業を選び、自分の強みを活かすことで、成功への道を切り開くことができるでしょう。
もちろん、経験やスキルがない50代にも副業を始めるメリットは存在します。以下にいくつかのポイントを挙げます。
- 新しいスキルの習得:
50代で副業を始めることで、新しいスキルや知識を身につけるチャンスが得られます。これにより、将来的には自分の市場価値を高めることができ、さらなる収入アップやキャリアの発展につながります。 - 自己成長による自己実現欲求の充足:
副業を通じて新しい分野に挑戦し、自分の能力や可能性を広げることができます。これは、自己成長や自己実現に繋がり、人生の質を向上させることができます。 - 収入の増加による金銭的リスク低減:
50代で副業を始めることで、収入が増える可能性があります。これにより、経済的な安定を得られるだけでなく、家族や自分自身への投資や贅沢を楽しむことができます。 - 社会貢献:
副業を通じて社会に貢献することができます。例えば、地域の活性化に役立つ仕事や、若い世代に知識や技術を伝える仕事など、社会的な意義のある副業を選ぶことで、自分自身の存在価値を高めることができます。 - 人間関係の拡大:
副業を始めることで、新しい人間関係が築けることがあります。これは、人生の質を向上させるだけでなく、新たなビジネスチャンスや情報収集の機会にもつながります。
経験やスキルがない50代でも、これらのメリットを享受することができます。重要なのは、自分に合った副業を選び、継続的に努力し続けることです。そうすれば、副業を通じて成功を収めることが可能です。
50代が副業を始めるときのポイント
シンプルな仕事から始める
スキルや知識がない場合でも、シンプルな仕事から始めることができます。スーパーマーケットやコンビニエンスストアでのレジ業務や品出し、配達アプリを利用したフードデリバリーサービス、軽作業や梱包業務を提供する倉庫や工場での仕事などが挙げられます。これらの仕事は特別なスキルが必要ないため、始めやすいです
シニア向けの求人情報を活用
シニア専門の求人サイトや地元の雇用支援機関、コミュニティセンターで開催されるシニア向けの求人イベントを利用して、自分に合った副業を見つけましょう。これらの求人情報は、50代の方々が活躍できる環境を提供していることが多く、経験やスキルが活かせる仕事が見つかる可能性が高いです。
地域コミュニティでの活動
町内会や自治会の活動、地域の福祉施設でのボランティア活動を通じてスキルや人脈を築くことができます。地域での活動は、新たなスキルを身につけたり、自分の専門性を活かしたりすることができます。また、地域での活動を通じて副業のきっかけをつかむこともあります。
無料のオンライン学習リソースを活用
YouTubeのチュートリアル動画や無料のオンラインコースを利用して新たなスキルを身につけましょう。特に、ITスキルやデザイン、プログラミングなどは副業で需要が高く、独学で学ぶことができる分野です。新しいスキルを習得すれば、副業の選択肢が広がります。
メンターを見つける
知人や友人の中から経験者を見つけ、アドバイスを求めましょう。SNSやオンラインコミュニティで情報交換や質問ができる場を見つけることも有益です。メンターから学ぶことで、副業に役立つ知識やスキルを効率よく身につけることができます。
体力や持久力の低下を自覚する
年齢を重ねると、体力や持久力が低下する可能性があります。「自分は鍛えている、定期的に運動しているから大丈夫」という方は不安がないのですが、多くの方はそういった時間を自発的にとれていないのではないでしょうか。
過度な肉体労働を伴う副業は正直おすすめできません。できれば、オンライン完結で業務後のすきま時間や土日の空き時間に簡単に実行できるものが良いです。
50代向けのおすすめ副業職種
たとえば、以下に挙げる職種であれば50代の方に向いていると言えます。根拠も含めて解説します。
- コンサルタント:
50代の方は、長年のキャリアや専門知識を活かして、コンサルタントとして活躍できます。企業や個人向けにアドバイスや戦略提案を行い、報酬を得ることができます。 - 講師・インストラクター:
自分の専門分野や趣味を教える講師やインストラクターとして副業を行うことができます。例えば、英語やプログラミング、楽器やスポーツなど、幅広い分野で活躍できます。 - ライターや編集者:
執筆スキルや編集能力を活かして、ライターや編集者として活躍できます。ウェブ記事や雑誌、企業の広報物など、さまざまなメディアでの仕事があります。ライティング能力はすべての基礎と言っても過言ではないくらい、横展開しやすいスキルです。あなたのライターキャリア講座などで基礎だけプロに学んで、多職種でそのスキルを活かすといった方法もあります。 - ウェブデザイナーやエンジニア:
これまでデザイナーやエンジニアとして活躍してきた実績がある場合、副業先は割と簡単に見つかるはず。また、意外と未経験からでも挑戦できる職種である点も見逃せません。エンジニアやクリエイターとして独立を目指す方は、独学よりもスクールに通った方が効率的です。いくつもスクールがありますが、支援実績がある50代の方は DMM WEBCAMP などを活用してスキル磨きに励んでいらっしゃいました。 - 翻訳・通訳:
外国語スキルを活かして、翻訳や通訳の仕事ができます。文書の翻訳や、イベントや商談での通訳など、幅広い分野で活躍できます。 - 不動産業:
50代の方は、不動産業で副業を行うことができます。不動産仲介や物件管理、リフォームやリノベーションなど、専門知識を活かした仕事が可能です。 - 手芸・クラフト:
手芸やクラフトのスキルを持っている場合、オリジナル作品を作成して販売することができます。ハンドメイド市場やオンラインショップで商品を販売し、副収入を得ることができます。 - アフィリエイト:
インターネットを活用して、商品やサービスを紹介し、紹介による成果(購入や会員登録など)があった場合に報酬を受け取るビジネスです。自分のブログやSNS、YouTubeチャンネルなどを通じてアフィリエイトリンクを設置し、フォロワーに商品を紹介することで副収入を得ることができます。 - せどり:
せどりは「安く仕入れた商品を高く売ることで利益を得るビジネスモデル」です。漢字では「競取り」「糶取り」と書きます。三省堂 大辞林によると「同業者の中間に立って品物を取り次ぎ、その手数料を取ること。また、それを業とする人」と定義されています。せどりを行う人のことを「せどらー」と呼ぶこともあります。元々は古本の売買において使われてきた言葉でしたが、今では家電、ファッションアイテム、雑貨など様々な商品が対象となっています。
せどりとは?仕入れ先・販売方法のおすすめランキングや手順・成功の秘訣まで徹底解説
まとめ
この記事では、50代からでも遅くないをテーマに、副業を始めるメリットや具体案を解説しました。
副業により、財政安定や経験の活用、新たなスキルの獲得、人間関係の拡大が期待できます。シンプルな仕事から始める、シニア向け求人情報を活用する、地域コミュニティで活動する、無料のオンライン学習リソースを活用する、メンターを見つけるなどの具体案を試してみましょう!
副業を始めるにあたって絶対に低減させたいのが固定費。自宅兼オフィスで副業開始する方が多いと思いますが、ちょっと待ってください。自宅住所を取引先やWebサイト上で見知らぬ他人に公開することに抵抗はありませんか?
「バーチャルオフィス」を活用すれば、ビジネス用の住所を格安で使用可能です。
当サイトでは「バーチャルオフィスのレビュー記事」をご用意しています。気になるサービス名をクリック・タップすると、解説記事が表示されます。
バーチャルオフィスの基礎知識や、おすすめのサービス・選び方を知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください!
- 東証プライム市場企業「GMOグループ」運営のバーチャルオフィス
- 都心を中心に、横浜・名古屋・大阪・京都・福岡の住所をビジネス利用可能
- 自宅兼オフィスで仕事をしている方やネットショップ運営者のプライバシー保護に最適
- 審査が早く、即日利用も◎
- 法人口座開設・法人登記にも利用可能
- 会議用の物理スペースが存在しない(提携サービスあり)
- 郵便物の即時転送はオプション料金が必要
初年度基本料金3ヶ月分無料プログラムが利用可能!
プライバシーに配慮しながらビジネスを営みたい方、ネットショップ運営を考えている方は、契約することをオススメします。